以前ご紹介させていただいたように、当施設では特定技能制度のスタッフ採用をおこなっています。
介護技術のスキルアップの為の個別の指導や利用者の方々とのコミュニケーションに必要な更なる日本語の指導も日々おこなっています。
また当苑では1年間研修のスケジュールを組んで、各委員会スタッフが主体となり研修を開催しています。
今回はミャンマー出身のスタッフAさんが研修を担当することになりましたので、ご紹介させていただきます。
研修のテーマは「虐待防止(スピーチロック)」についてです。
研修の開催に向けて、ストップウォッチを見ながら、どれくらいのペースで話さなければならないか、K介護リーダーをはじめとし、介護部リーダーとAさんの奮闘の日々が始まりました。
研修当日は指導者のKリーダーが一番緊張し、見守っている様子がありました。
Aさんは比較的落ち着いて発表出来ているようにみえました。
最後に研修を終えた感想を紹介させていただきます。
K介護リーダー
Aさんが虐待防止委員で、介護福祉士の資格取得に向けての勉強中だったため、良い機会だと思い、声を掛けてみたのがきっかけでした。
始める前は不安が多かったですが、練習を2回目、3回目と重ねるうちにどんどん上手に、滑らかにスピーチが出来るようになり、内容も理解出来ました。
指導する中で大切にしたことは「自分が理解できる言葉」ではなく、「誰でも理解できる言葉」ということです。
Aさんも研修後、自信を持てたようで私自身もAさん自身もともに実りのある機会になったと思っています。
Aさん
まずは今回の研修を担当させていただき、ありがとうございました。初めての経験だったので、緊張していましたが、何度も助けていただき、事前にトレーニングを繰り返していたので、なんとか行うことが出来ました。Kリーダーと、他のリーダー、上長にも感謝したいと思います。
高齢者の方は不安やストレスを感じる理由が数多くあります。高齢者にとって、一番大切な事は穏やかで平和な気持ちでいることだと思います。
そのため、どんな状況であっても助けを必要としている方に「どうされましたか」等の優しい声掛けをおこなうようにしていきたいと思います。