健診を受ける方へ

人間ドックについて

近年では、健康で自立した生活を送ることができる「健康寿命」が注目されるようになってきました。寿命を延ばすだけではなく、年齢を重ねても健康的に生き生きと過ごしたいと思う人が、増えてきています。

健康を維持するためには、体の状態を総合的に評価し、できるだけ詳しく健康状態を把握することが必要です。 健康寿命を延ばすために「人間ドック」を定期的に受け、将来の病気のリスクを確認し、予防、早期発見、治療を行っていきましょう。

ドックコースについて

肺機能検査

スパイロメーターという測定器を用いる検査で、肺を出入りする空気の量や速度を測定し、肺の働きや呼吸の病気がないかを調べる検査です。「肺年齢」や「呼吸器の病気」の有無とその重症度がわかります。

腹部エコー検査

腹部超音波検査では、主に肝臓・膵臓・胆嚢・腎臓・脾臓を観察し、これらの臓器の大きさ、形態、性状がどうなっているのか、がんなどの悪性腫瘍がないかを調べます。レントゲンのような被爆の心配もなく、苦痛も伴いません。

胸部・胃部レントゲン検査

胸部レントゲン検査にて、肺・心臓・両肺の間にある縦隔などに異常がないかを調べます。
また、胃部レントゲン検査にて、食道、胃、十二指腸の形や異常を調べます。
※有料オプションにて、胃部レントゲン検査から胃内視鏡検査への変更も可能です。

血液検査

肝臓の異常、腎臓の異常、高脂血症、糖尿病、貧血などの病気がわかります。 また、人間ドックの血液検査では、梅毒反応、HBs抗原、HCV抗原、各種腫瘍マーカーの検査が入っています。

 男性腫瘍マーカー:CEA、AFP、CA19-9、PSA

 女性腫瘍マーカー:CEA、AFP、CA19-9、CA125

※オプションにて、その他腫瘍マーカーの追加も可能です。

ABC検査

ヘリコバクター・ピロリ菌の感染有無と、ペプシノゲン判定による胃粘膜の萎縮度合を血液で調べ、胃がんや胃潰瘍、慢性萎縮性胃炎などの胃疾患に罹るリスクを4段階で評価します。

その他ドックコースについて

肺ドック

現在、男性、女性共に肺がん死亡率は上位に位置しています。
また肺炎や、その主要な原因の慢性閉塞性肺疾患(COPD)なども死亡原因の上位となっています。

レントゲン検査だけでは発見が困難なこともありますが、CT検査や喀痰細胞診検査等を組み合わせることにより、より詳しく調べることができます。

肺がんドックでは、肺がんの早期発見に、肺ドックでは肺がん・慢性閉塞性肺疾患(COPD)・肺気腫・肺結核・肺炎など、肺や機関・気管支の病気を発見することができる検査です。

喫煙者(喫煙者との同居者)、がん罹患者の近親者がいる方、石綿の業務歴がある方などにお勧めです。

肺ドック料金表

腎臓ドックについて

『腎臓(じんぞう)』は老廃物の排出、血圧の調整、血液や骨の生成などの役割を担っていますが、異常が起こっても痛みの自覚症状が出ないため『沈黙の臓器』と呼ばれています。

腎臓ドックでは、尿に血が混じる、蛋白尿が出るなどの尿検査異常、血圧が高い、尿酸値が高い、腎機能の数値が悪いなど、糸球体腎炎や糖尿病・高血圧に基づく腎臓病について詳しく調べます。

腎臓ドック料金表