当科の紹介
正確、丁寧、迅速を基本理念とし、質の高い検査データを提供できるよう心掛けています。診療支援部門として心電図検査、肺機能検査、超音波検査などの生理検査と尿一般検査、血液・生化学検査、免疫学検査、輸血管理を行っています。
各種検査について
生理検査
各種超音波検査
- 1、心臓
- 心電図よりさらに詳しく心臓の状態を検査できる検査です。
心臓の大きさや筋肉の暑さを評価します。また、心臓の動きを評価し、動きや血流速度から心機能評価をします。
弁膜症、心筋梗塞、狭心症、高血圧心、肺高血圧症などの診断に有用です。
- 心電図よりさらに詳しく心臓の状態を検査できる検査です。
- 2、腹部
- 腹部の疾患の診断補助と経過の観察を行います。肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓などを観察します。
脂肪肝、胆石、腫瘍などの発見に有用です。
- 腹部の疾患の診断補助と経過の観察を行います。肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓などを観察します。
- 3、頸動脈
- 脳に血流を送る首の左右の血管を超音波で観察し、血管のつまりや動脈硬化を調べます。
- 4、下肢動脈・静脈
- 足の血管を超音波で観察し、動脈では血管のつまりや動脈硬化を、静脈ではエコノミークラス症候群などの原因となる血栓の有無や表在静脈瘤を調べます。
- 5、甲状腺
- 甲状腺の大きさや形状、腫瘤の有無などを調べます。
バセドウ病、橋本病などの診断補助と経過の観察を行います。
- 甲状腺の大きさや形状、腫瘤の有無などを調べます。
- 6、乳腺
- 乳腺の病気(乳癌や他の良性疾患)の診断補助と経過の観察を行います。
- 7、シャント
- 透析が必要になった方のシャント造設前には必要な血管があるか、シャント造設後では腕の動脈、静脈に狭窄や閉塞がないか観察を行います。
心電図
- 1、安静心電図
- 両腕、両足、胸に計10個の電極をつけ、心臓の電気的興奮を記録し、病的な心筋の変化を調べます。心臓の検査で一番簡単な検査です。
- ①不整脈の検出
主な不整脈として、期外収縮・心房細動・洞不全症候群・房室ブロックなど - ②心筋梗塞などの虚血性心疾患
- ③その他、心筋炎、心筋症、高血圧性心疾患や弁膜疾患など
- 2、負荷心電図(マスター検査)
- ①虚血性心疾患(主に労作性狭心症)
- ②運動により誘発される不整脈の検出
- 3、ホルター心電図
- 収録機を携帯して、日常生活あるいは、労作時の心電図を24時間にわたって記録します。
- ①不整脈、虚血性心疾患の診断
- ②薬剤の効果判定
- ③ペースメーカー不全の診断
肺機能検査
肺で行われている酸素と二酸化炭素の交換が、正常に行われているかを評価するために行われる検査です。肺活量や努力性肺活量、1秒率を調べます。
慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息、間質性肺炎などの診断補助に使われます。
血圧脈波検査(ABI)
四肢の血圧を測定し、下肢動脈の狭窄や閉塞(下肢閉塞性動脈硬化症)の診断や動脈硬化による血管壁の硬化度を評価します。
検体検査
尿一般検査
尿中の蛋白や糖、潜血、各種細胞などを調べ、様々な病気やその兆候を知る事ができる検査です。
血液、生化学検査
採血した血液や尿などのさまざまな成分を分析し、体に異常がないか、どの部分の疾患なのか、炎症があるのか、栄養状態はどうか、などを推測する検査です。
一般的な緊急項目は院内で検査しており、一部外注しています。
輸血検査
輸血副作用が起きないように、輸血する血液(輸血用血液製剤)と患者さんの血液を試験管内で反応させて凝集または溶血が起こらないかを検査し、適合しているかを確認します。